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2016-07-15

大洲和紙工場見学

愛媛県五十崎にある、大洲和紙の漉き場を見学してきました。
かつてはこの地域も和紙の一大産地だったようですが、半紙と障子紙をメインに扱う産地だったため、生活の西洋化、つまり書道と和室の衰退・減少と共に先述の紙の需要もなくなり、現在は今回お邪魔した「天神産紙工場」と個人の漉き場が1軒残るのみだそうです。
「天神産紙工場」はその名の通り、「工場(こうば)」という響きそのものの漉き場でした。
年季の入った木造の建物の中で、ベテランの職人さんたちが各々の作業に集中していらっしゃいました。


原料は、主に中国や東南アジア産の楮を使っているとのことでした。
この地に限らず、「和紙」と言いつつも、今や多くの産地が海外産の原料を使っています。

和紙の需要が減る

楮や三椏を育てても売れない、また、生育の手間と価格が釣り合わない

原料農家さんの廃業が進む

国産原料の価格が高くなる

高コストの紙では採算が取れないので、外国産原料に流れる

…という悪循環が各地で起こっているのです。

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