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2013-10-30

紙漉き修行① 〜越前和紙〜

本当に一人でやっていけるのかを見極めるためにも、
とにかく一度、本物の紙漉きの現場を見てみたかった。
というわけで、越前和紙の里・福井県越前市を訪れた。

最初の視察に越前を選んだ理由、それは、越前和紙は装飾技法が多様で、
作品づくりの幅が広がるのではないかという思いがあったから。
ほとんどの技法は他の産地でも見られるが、越前では特に
さかんに行われている印象がある。→
もう一つの理由は、集落内にある岡太(おかもと)神社に、
全国で唯一の紙祖神・川上御前が祀られていると聞いたから。
約1500年前、谷あいにあって耕作の難しいこの地に、
紙漉きの技法を伝えた神様だそうだ。→
紙漉きを始めるなら、最初にご挨拶しておきたかった。

まずは越前和紙の歴史や技法を紹介した「紙の博物館」を見学。
和紙製品のお土産処と紙漉き体験スペースから成る「パピルス館」、
伝統工芸師さんの職人技を間近に見られる「卯立の工芸館」も巡った。
この3施設は隣接しているので、大変便利。→
ここから岡太神社までは、ぶらぶら歩いて15分ほどだろうか。
苔むした石段や大きなご神木に囲まれて荘厳な雰囲気だった。

ネット検索だけでは分からなかった技法の詳細も訊けたし、
神様へのご挨拶も無事に済ませられた。
紙漉きの奥深さを痛感しつつ、この道で生きていくのだと、
より一層覚悟の決まった旅となった。

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